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ミーティング
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Guest:パナソニック パンサーズ アンバサダー、
パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社 コーポレート広報センター 福澤 達哉氏

音声で繋がるコミュニケーションの輪

スポーツを楽しむ環境をアップデートしていくことで、より良い社会づくりを目指すCHEERPHONE(チアホン)のメンバーが、スポーツ業界を中心に、さまざまなイノベーターやリーダーとの共創型セッションやインタビューを通じて、新しいアイデアやこの先の未来について語り合う「CHEERTALK」。第4弾は、パナソニックパンサーズやバレーボール日本代表でも活躍された福澤達哉さん。実際にCHEERPHONEを使ったライブ配信も実施いただき、その感想や「スポーツ」x「音声」についての期待感などをテーマにお話を伺った。

※2023/4/11に“スポーツとファンを繋ぐ新たな事業創出”をタイトルとしてパナソニックニュースルームに掲載されています

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左から パナソニックホールディングス株式会社 持田登尚雄、パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社 コーポレート広報センター 福澤 達哉氏、パナソニックホールディングス株式会社 木村文香

中立的ではないOne-Sideメディアの可能性

木村福澤さんには、2023年3月25日(土)にパナソニックアリーナで開催された2022-23Vリーグ パナソニック パンサーズ VS サントリーサンバーズの試合解説を、CHEERPHONEを使用して実施いただきました。
福澤さんはテレビなどで解説されることも多いと思いますが、実際にCHEERPHONEで実況配信の体験をしてみてどうでしたか?

福澤:テレビだと映像でプレーを追ってくれるので、見るべきポイントが分かりやすいですが、試合会場だと来場者の方がどこを見れば面白いのか分からないこともあります。バレーボールは、ボールに触れていない選手の動きも面白さのポイントだったりするので、そうした情報を遅延もなくリアルタイムに伝えることができるのが良いですね。

木村:とても楽しそうに話されているように見えました。今回のようにホームチームに偏ったメディア、私たちはOne-Sideメディアと呼んでいますが、いかがでしたか?

福澤:テレビ解説では、バレーボールという競技に対しても、対戦する両チームに対しても、できるだけフラットに伝えることを心がけています。今回はホームでのイベントなので、基本はパンサーズの選手をメインに、サントリーの選手は情報として少し入れるくらいのバランスで、パンサーズファンに寄せた解説ができました。

木村:メッセージ機能や「いいね」ボタンもうまく使われていましたね。

福澤:ファンからのコメントをタイムリーに伝えることで、人と人を繋げ、一緒に応援している雰囲気を作ることができた気がします。セット間に、試合とは全く関係のない「黒糖の使い道」の話などで盛り上がったのも、ライブ配信ならではな感じがして面白かったですね(笑)。
「いいね」の数が伸びたのもすごく良かったです。

 

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持田:ちなみに、今回の「いいね」の数は過去最高記録です。参加者の反応が返ってくるから話しやすかったのではないですか?

福澤:メッセージ機能や「いいね」も配信者側の使い方次第で自由に場を盛り上げることができると感じました。私自身も参加者と会話をしているようで楽しかったです。
ただ一方的に配信するだけではなく、これらの機能があることで、知らないファン同志がつながって、共感や一体感が生まれるのが良いですね。届けるターゲットによって使い分けもできそうです。お客さんが不要だと思ったらイヤホンを外せばいいだけというのもメリットですよね。

木村:本日は視聴率が18%ぐらいで、常時180人ほどが参加されていました。

福澤:そんなに聞いてくれていたのですね!!

木村:初回で10%超えるのは結構稀なんですよ。

福澤:来場者に女性が多かったので、こういうサービスが受け入れられやすく、一緒になって楽しんでくれたんじゃないかなと思います。また、私の解説を聞いたことがあり、それが会場でどのように聞けるんだろうという気持ちで参加してくれた人も多いかもしれませんね。

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バレーボールの本当の楽しさを伝えること

持田:他にテレビ解説との違いで感じたことはありますか?

福澤:テレビ解説では、試合の邪魔にならないように、できるだけプレー中はしゃべらないようにしています。その分、プレーが止まった時にどれだけ情報を伝えるかが勝負になってきます。
一方、CHEERPHONEでは、聞きたい人が聞いてくれているので、時間やタイミングを気にすることなく解説ができました。タイムアウト中やセット間のブレイクでは、参加者が手持ち無沙汰になるので、コメントも多く届き、そこから雑談などにもつなげやすかったです。

持田:今回のような会場でのライブ解説とバレーボールとの相性はいかがでしょうか?

福澤:バレーボールは状況判断のスポーツなので、実はチーム戦術やテクニックの解説ポイントがたくさんあります。中継では基本的にボールを追かけるので、最後に得点を決めるエーススパイカーにフォーカスがあたることが多い。そうした派手なプレーも魅力の一つですが、その点数を決めるために他の選手がどう動いているのか、チームとしての戦術や相手との駆け引きなど、バレーボールの本当の面白さや複雑さが分かってもらえると、より楽しんでもらえると思います。

木村:そうですね。私も聞いていてともて楽しかったですし、奥が深いというのが分かりました。パンサーズの会場演出もエンターテインメント化していてとても相性が良いように感じました。

福澤:インドアスポーツの魅力は会場全体で演出ができるところです。その演出の1つとして、エンタメ性の高いCHEERPHONEは親和性が高いと思います。NBAとかはバスケットボールを知らなくても行きたいと思う人は多いはず。それは会場全体がエンターテイメント化されていて、その雰囲気を味わいたいからなんですよね。バレーボールも、今回の様なCHEERPHONEなどでエンターテインメント化を進め、ぜひ会場で観戦したいと多くの人に感じて欲しいです。

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音声でスポーツをエンターテインメント化する

持田福澤さんは海外でのキャリアも長かったですが、日本と海外でスポーツ観戦に対しての考え方の違いはあるのでしょうか?

福澤:海外は会場DJが観客をあおって盛り上げるなど、よりエンターテインメント化されているイメージがあります。人数が少なくても盛り上がっていて、行けばみんなと一緒に楽しめる空間がある。それだけで観戦する理由になりますよね。日常的な娯楽として捉えていて、近くでやるから行ってみようという感じ。パンサーズもこうした海外の演出などを積極的に取り入れています。
日本はそもそもスポーツ観戦に行くハードルが高いように感じます。友達が出ているから、誘われたから、自分が経験者だからなどのきっかけがないとなかなか行かない。そういう私も実は他のスポーツ観戦にあまり行ったことがないんです(笑)。公園に行くような感覚で、もっと気楽に行ける場所にならないといけないですよね。
CHEERPHONEがあるから行こうかなというところまで認知が広がれば、普段あまりスポーツ観戦に行かない人にとっても、会場に足を運ぶ理由になるかもしれないです。

木村:他にも何かこんな使い方できたらというアイデアはありますか?

福澤:バレーボールは女性ファンに比べて、男性ファンが少ないのが課題。スポーツの楽しみ方は色々ありますが、男性と女性でも見ているポイントは違います。チーム戦術や駆け引きなどは、男性が好むポイント。CHEERPHONEが1つのフックになり、バレーボールというスポーツの奥深さが伝われば、男性ファンも増えるのではと期待しています。

木村:男性向けの限定配信とか面白いかもしれないですね。私も聞きたくなっちゃいそうですけど(笑)

福澤:それいいですね。

木村:それでは最後にひとことお願いします。

福澤:今日は試合後に来場者の方から「ライブ配信面白かった!」とたくさん声かけてもらえました。私自身もとても楽しめましたし、CHEERPHONEのようなツールを使った会場でのコミュニケーションの可能性を感じました。またぜひ、よろしくお願いします。

木村:こちらこそよろしくお願いします。本日はバレーボールを愛する方の熱い想いとその場で広がるコミュニケーションの可能性を感じることができました。ありがとうございました。

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【福澤達哉さんプロフィール】
パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社 コーポレート広報センター
元バレーボール日本代表。2008年には北京オリンピックに出場。2009年にパナソニック パンサーズに入団し、国内タイトル3冠を3度達成するなどチームの優勝に貢献。2015-2016年にブラジル、2019-2021年にフランスリーグでプレーするなど海外でも活躍した。2021年8月、現役引退。


【パナソニックパンサーズ】
URL:https://panasonic.co.jp/sports/volleyball/


 

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